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音を大きくしたい!②

  • 執筆者の写真: Music School AMBER
    Music School AMBER
  • 2020年6月22日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年7月6日

こんにちは。

Music School AMBERのまつもとあきこです。


もっと聞こえる音にしたい!

ブラスで吹いているといつも他の楽器の音の大きさに圧倒されていました。

だけど頑張れば頑張るほどカスカスの音しか出なくて。


今考えると、頑張りすぎて空回りだったのかな。


まずは少しでも大きな豊かな響きの音を目指して空気をぱあっと通して行きましょう!

 

空気の通り道を妨げないための3つの広げる場所


1.喉

空気を楽に吸ったり吐いたりするために通り道である喉を広げて、空気の通りをよくしておくといいですよ。



これは声楽の先生に習った喉を広げてたくさんの空気を吸える方法です。


口を開けたままにして、

N-Ga-N-Ga-N-Ga-N-Ga-N-Ga(ン-ガ-ン-ガ-ン-ガ-ン-ガ-ン-ガ)

と言ってみてください。(鏡で自分の口の中を見ながらやってください。)


  • N(ン)と発音した時、舌根が喉の奥に付いていますか?付いていればOKです。 例)てぐ、きりのんです。




  • Ga(ガ)の時には舌の根元がグッと下がって、喉の奥が丸見えになっていればOKです。


何回かN-Ga-N-Ga-N-Ga-N-Ga-N-Ga(ン-ガ-ン-ガ-ン-ガ-ン-ガ-ン-ガ)と言って最後のGa(ガ)の後に、Ha(ハ)と息を吸います。


N-Ga-N-Ga-N-Ga-N-Ga-N-Ga-Ha(吸う)




ガの時には舌根が下がって喉が広がったのがわかったと思いますが、その状態で息を吸うことになります。


Haと息を吸う時、空気がグワッと喉の奥に入ってくる感じ、しますか?


舌の根元で喉を通る息を遮らない

たくさん空気を吸える

たくさん空気を使える

大きな音が出せる⁉︎


まずは息の通り道を広くしておきましょう。



2.口の中


次に口の中も広くキープして空気の入り口も広くします。

それから魅力的な大きな音には豊かな響きがあります。

響きのためにも口の中の広さが大切になってきます。


先ほどのンガンが練習でも口の中に広さが出たと思いますが、

さらに熱々のたこ焼きを口に入れた時のよう

(ハフハフした時の感じ)

にしてみて下さい。





上下の唇は閉じてるけど、口の中は広がっていませんか?


”ンガンガ練習”と”たこ焼き一口”をイメージして喉と口を広げてみましょう。


3.肺(肋骨を動かす)


肺は肋骨の中に収まっています。だからたくさんの空気を取り入れたければ肺を広げます。ということは肋骨を動かして広げなければなりません。



肺は膨らみたいけど、肋骨が広がってくれないと…こんな感じ?



「腹式呼吸で」と言われて腹筋ばかり気にしてしまいますが、肺と肋骨の動きにももっと意識を向けてみてほしいと思います。


自分の肋骨を手で触ってみて下さい。

そのまま呼吸をします。(思い切り吸って、これ以上吐けないくらい吐く)

この時、肋骨も動いていますか?

吐ききった時に細くなり、吸った時に太くなっていますか?

この細くなった時と太くした時の差が大きくなるようにしてみて下さい。


メジャーで測って差が何センチまで広がるか計ってみると面白いかも。

あと1センチ、あと1ミリ差が広がるように!


息の通り道と入り口、息の入る場所を広げると空気がたくさん入ってきませんか?



音が大きくなったら、どんな風に演奏したいですか?


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