流れを感じる演奏のコツ
- Music School AMBER
- 2020年5月18日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年9月27日
こんにちは。
Music School AMBERのまつもとあきこです。
音楽の向かう方向を意識することの大切さを気づかせてもらった時のお話です。
これを考えるだけでとても演奏しやすくなりますよ。
どこへ行くの?
ベネット先生のレッスンを受けている時
「Where are you go?」
と度々聞かれました。
「どこへ行くの?」って聞かれても、いまレッスンに来てるのに
『どこへ行くの?』ってどういうこと?

こう聞かれるときはたいてい指が難しかったり、楽譜が細かくて読むことばかりに気が取られていることが多くて、ただ音を出しているだけで精一杯の時でした。
こういう時は、演奏に命がないというか、説得力がなくなっています。
流れもなくて、つまらない演奏になっていました。
先生はそうなっている事に気づかせるために
「どこへ行くの?」
と聞いてくれていました。
どこに行くのかがわかる演奏とは?
出かける時はどこに行くのか目的地が決まってます。
買い物に行こうとか遊びに行こうとか。
見えるくらい近い時もあるし、とても遠い時もあります。
坂道の向こうなら
「まずはこの坂を登ろう」
そして
「登り切ったら次に向かう場所が見える」
いくつも角を曲がった先なら
「まずは最初の曲がり角を曲がろう」
「そしたら次の目印の建物が見える」
音楽も1フレーズ1フレーズ目印に向かって行くように、曲が始まるときにフレーズを始める時に向かう場所を意識すると、流れのある生き生きとした音楽になることを教わりました。
「メロディの向かう先はどこですか?」
「このフレーズはどこに向かっていますか?」

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