息の無駄遣い②
- Music School AMBER
- 2020年8月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年8月26日
こんにちは。
Music School AMBERのまつもとあきこです。
前回は息の無駄遣いしやすい所のお話でした。今回はどうやって一息で吹きたいフレーズを思い通りのペースにコントロールできるようにするのか、その具体的な練習方法を考えていこうと思います。
ひと息で吹きたいフレーズは何拍分か
途中でブレスをする場所もあるけど「やっぱりここまで一息で吹きたいなあ」と言う時、まずはそのフレーズは何拍分あるか見てみましょう。
例えば…
♩=60、4/4で4小節続くフレーズとします。
全部で16拍、16秒です。
では、そのフレーズの最初の音(あるいは何か好きな音)を16拍(秒)のばして吹けますか?
これができるということは
このフレーズを吹く息の量はあるだろうと考えています。
では次に今の息の出し方で今度は楽譜通りに吹いてみましょうか。
音量もコントロールしてくださいね。
アーティキュレーションも正確にできてますか?
出来た!
⇨おめでとうござます!
やっぱり、出来なかった(涙)
⇨息の無駄遣いはありませんでしたか?
出来なかった原因は何か考えてみてくださいね。
やっぱりどこかで無駄遣いしてる?
そもそもこの長さが続かない?
音量大きすぎる?
息を使い過ぎてる?
何か思い当たりますか?

一息でできるスピードで吹く
もう一つのアイデアは、そのフレーズがゆったりしている時や音数が少ない時に使えるかなと思います。
一息で何小節にもわたってゆったりしたメロディラインを吹くよう指示されていて、苦しくて最後のもうちょっとが持たないような時、
指示されているテンポより速く、一息で吹けるくらい速く吹いてみてください。
そしてだんだんゆっくりのテンポに遅くしていきます。
例えば…楽譜に書かれてる指示は♩=60だとして、
一息で♩=80なら吹けるとしたら、次は♩=76→72→68…→60
と、徐々に指示のテンポに近づけていきます。
フレーズの全体像がつかめてペース配分がわかってくると、だんだん指定のテンポでも一息で吹けるようになってくると思いますよ。

Comments