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息の無駄遣い①

  • 執筆者の写真: Music School AMBER
    Music School AMBER
  • 2020年8月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年8月19日

こんにちは。

Music School AMBERのまつもとあきこです。


ブレスのコントロール、なかなかうまくいかない時ありますよね。


「ここまでは一息で吹きたい!」


そんな時に役立つといいなと思って書いてみました。

ブレスのお話です。

 

息は簡単に出ていってしまう


意識しないでいると息を必要以上に使ってしまいやすいところがあると思います。なんとなく吹いていると簡単に出ていってしまうんです。いい音を出そう!大きい音を出そう!とだけ思っていると、どのくらいの息の量を自分は使えるのかわからなくなってしまって、気がつくと苦しい、そんな風になっていることありませんか?


「息はお小遣いを計画的に使う感じだよ」とお話しすることあります。

あなたはどのタイプ?


  1. 少しづつ次のお小遣いまで計画的に使う。

  2. もらったお小遣いは初めのうちにぱあっ!と使って、次のお小遣いまでもたない。

  3. 少々高くても価値のあるものにバシッと使って、あとはチビチビ貧乏生活。


音楽のための息も計画的に使えたほうがいいですよね。

まずは無駄遣いしているところを知って、そこから節約してみましょう!



息を無駄遣いしてしまうのはどんなところ?


●長い音

フルートによくあることなんじゃないかなあと思うのですが…

16分音符が続いている中の4分音符や2分音符で無駄遣いしていることが多いように思います。

ただのばしているだけという気持ちでいるからかなあと思います。


フルートは吹いている息の半分は楽器の外に出ていってしまいます。息圧を感じにくいですし、ただのばしている時は特になんの抵抗もなく息が出ていってしまいやすいと感じます。なので、長い音の時は息の抵抗を意識すると、ただ息を出してしまうことを避けられると思います。


●付点のリズムの長い方

付点のリズムの長い方の音も息を使いすぎていることが多いポイントです。

息圧が低くなって鼻の方から抜けていたり、そんなに吹かなくてもいいのにいっぱい吹いていることがあるので、ブレスが足りない時は付点のリズムをチェックしてみてほしいです。


●ブレスをした後の最初の音

「よし!ここからひとフレーズ長いぞ!」と気合いを入れていっぱい息を吸った直後の音。パンパンに膨らんだ袋から空気が ”プフッ” と抜けちゃうみたいに、息が出て行っちゃった…


こんな風になっていませんか?


あまりにいっぱい吸うと保つのも難しいので、プハーッと吐き出したくなるもの。

たくさん吸った後はしっかり体の方に圧力をかけて、口から出す量はコントロールするように心がけるといいと思います。



息を無駄遣いしやすいところ

  • 長い音

  • 付点のリズムの長い方

  • ブレスをした後の最初の音

少しずつでもこのようなところで必要以上に息を使ってしまうとすぐ息が足りなくなってしまいますよね。


それに息がギリギリのフレーズがいくつか続いてしまうと、もう予定通りのブレスなんてできなくなりませんか?

たまたま調子がいい時、リラックスしている時に出来ても、緊張している時は息が浅くなっていて、ちょっとした無駄遣いも命取り!


まずは自分がどんなところで無駄遣いしているか、無駄遣いしやすいかに気がつくことが第一歩になります。

そして、合った練習方法を考えていきましょう。



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