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子供の習い事を見守る

  • 執筆者の写真: Music School AMBER
    Music School AMBER
  • 2020年7月13日
  • 読了時間: 4分

更新日:2021年4月21日

こんにちは。

Music School AMBERのまつもとあきこです。


お子さんのレッスンを見ている時、どんな気持ちで見ていますか?


ミスするとドキドキ、ヒヤヒヤ?(先生に怒られないかと親の方がヒヤヒヤしてしまう)

ちょっと怖い顔して見てるかも?(お家の練習通りに出来るかどうか監視モード)


これ、昔の私です。


結構疲れますよね。






子供が習い事を始める時ってどんなだったっけ?


『本人が好きなら、楽しいなら、それでいいわ!』


子供の嬉しそうな顔が見たくて、一緒にワクワクしたい、そう思ったなあ(遠い目)



なのに最近は真面目に練習しないし、一体どういうこと?


習い事のことでイライラしちゃうお母さんにちょこっと楽になってもらえたらいいなと思って書いてみました。

 

選んだのは本人なのに…


習い事を決めるとき

「本人がやりたいと言い出した」

というのが多いと思います。


ピアノだとたぶん最初に

「これは毎日おうちで練習しなくちゃならないのよ、それでもやりたい?」

なんてお話ししたかもしれません。


音楽の習い事は教えてもらったことをおうちで練習しなければならないことが多いですから。


そして

「じゃあ、毎日練習しようね!」

とお約束したのではないでしょうか?


お母さんがつきっきりで練習を見てくださるおうちもあります。


おうち練習が親子の楽しいふれあいの時間になっているなら良いのですが、もしもそうではなくなっていたら…


「毎日練習すること」

というお約束もだんだん守れなくなっていたり、


「小さい時は喜んで練習していたのに、最近は…」

だんだんお子さんの様子が変わりはじめれば、お母さんだって戸惑ってしまいます。


「自分でやりたいっ言い出したんだから、ちゃんと練習しなさーい!」


って思っちゃいますよね。


これって実は子供の問題をお母さんが代わりに奪ってしまったからかもしれません。


子どものサイン


小さいうちは練習も時間の使い方も親の言う通りにしてくれます。

ちゃんと練習するとお母さんとしてはひと安心。

でも自我が出始めるとそれは難しくなります。

個人差はありますが小学校中学年くらいから様子が変わってくる場合が多いように感じます。

いくら言っても練習しない、やってもいい加減、こんな感じになってくるとちょっとイラっとしました。

でも子どもは

「ちゃんとするつもりだからちょっと待ってて!」

って心の中で叫んでいるのでしょう。

でも、動けない。

心の中で天使と悪魔が戦っているよう。


はっきりと

「うるさいなあ!放っておいてよ!」

と言える子はいいのですが、


逆らわないけど、動かない(動けない)子もいます。


これって「放っておいてサイン」なんだろうなぁ。

練習のことや出来栄えに問題があっても、「練習不足からくる失敗は自分の責任」とわかる頃。自我が出てくる年頃なら、自分の練習不足とその結果の関係くらい、もう理解できるはずですもんね。


本当は本人が心配したり、やらなきゃって思ったりするべきことを、お母さんが練習させなくちゃって心配してる。

ちゃんと練習するとホッとするのはお母さんの方だったってこと?


失敗も成功も本人のもの


失敗の原因が練習不足だと本人が実感することって大切だと思います。

そして失敗も大事な経験の一つです。小さいうち(若いうち)の失敗はいくらでもやり直せます。そこから学ぶことがたくさんありますしね。

だから、お母さんが代わりに心配しなくていいんです。

もしも練習不足でレッスンに行っても、発表会でミスしてもそれはお母さんの責任ではないんですから。


自分の中で

「よし、そろそろ練習しなきゃ!」

「さすがにもうやんなきゃダメでしょ!」

って思ったら、集中してやり始めますよ。

本当に楽器が好きなら、大丈夫です。




例えば、今の練習曲がどうしても好きになれないとか、希望の曲で発表会に出られないとか今どうしてもその気になれない理由もあったりします。

なんでもどんな課題でも意欲的に取り組むのは難しいときもあると思います。

だけど好きになれない曲も、苦手なテクニック盛りだくさんの練習も課題に出てきますが、その課題が出されている意味やそれができるようになることの大切さは先生が伝えてくださっていると思います。


お母さんには大変なことも乗り越える勇気を持てるよう、静かに見守って欲しい、信じていて欲しいんですね。

特別なことはいらないと思います。

「頑張ってるね」(+ 笑顔 ← 結構大事かも、子供は親の様子良く見てます)

って言ってあげるだけで。

アドバイスも褒め言葉もいらないです。

本当に素晴らしいと思ったら思った通りに伝えればいいだけです。


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