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- Music School AMBER
- 2020年7月6日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年7月17日
こんにちは。
Music School AMBERのまつもとあきこです。
お話ししたのに伝わってなかったことって時々ありますよね。
逆にちゃんと聞いていたのに意味を取り間違えて理解してしまうこともあります。
どうも得意な受け取り方、不得意な受け取り方があるみたい。
得意な受け取り方
同じように話したのに受け取る人によってすぐ理解できたりできなかったりすることがありませんか?
それってどうしてなんでしょうね。
人が情報を受け取るとき、見てわかる、聞いてわかる、やってみてわかる、情報の受け取り方に得意不得意があるみたいです。

伝える側は、自分の伝えやすい方法で発信するけど、受け取る側が受け取りにくければ、わかってもらえなかったり、時間がかかったりします。
音楽なら楽譜を見てわかる人、聴いたらわかる人、やってみたらわかる人など、得意はそれぞれなんだなあと思います。
伝わる方法で発信する
大人の方ならちょっと考えてみると自分の得意不得意が思い当たるかもしれません。
お子さんなら、言ったことはスルーしちゃうのに(右の耳から左の耳へスーッと)文字や絵を書いて見せるとすぐわかったりする、なんて時は「目で見る方が受け取りやすいのかも?」って考えます。
なのでレッスン中、絵はよく描きます。こんな感じの⇩

相手の受け取りやすい方法がわかれば、それに合わせるよう工夫できるのでレッスンではいろいろ試してみることがあります。
大人は楽器以外にこれまでいろいろ経験してきているので、「〇〇みたいな感じで」と例え話をすることもよくあります。。
いろいろ話すより見てもらう、楽譜を見ながら聴いてもらう、イメージを話しながら一緒に動いてみる、…レッスン中はいろんなことしてみています。
得意な発信方法で一度出してもらう
逆に発信方法の得意もあります。
話す方が伝えやすい、絵で描くほうが伝えやすい、動いた方が伝えやすい。
小学生のピアノの生徒さんに曲のイメージを絵に描いてもらったことがあります。
森に流れる川を描いてくれました。
水の色が澄んでいる所、流れが速い所、どんな森なのか、
その絵を見ながら二人でいろいろお話ししました。
ひとしきりお話しした後、演奏してもらうとそれまでとまるで違うんです。
演奏に勢いというか流れがあって、スムーズで。
自分のイメージを目で見る形にするという作業が、演奏を変えたんじゃないかなと思いました。
ストーリーを作るのが上手な子もいました。
幼稚園の本好きな女の子。
「ここはね、子馬が一匹で走ってるの、それでここからお母さん馬と一緒に丘の上まで走るんだけど、途中で嵐が来ちゃってカミナリがピカ!って光るの…」
ホントに曲にぴったりなお話を作ってくれました。
ストーリーを言葉に出してイメージを具体的にした後は演奏が生き生きとするようになりました。なんとなく弾くのではなく、一つ一つ情景が浮かんでいるんでしょうね。
イメージがあると演奏にしやすいですよね。
一度得意な方法で表現するのもいい方法だなと思いました。

あなたの得意な発信方法、受信方法は?
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