部分練習したのに…②
- Music School AMBER
- 2020年4月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年9月12日
こんにちは。
Music School AMBERのまつもとあきこです。
お家で過ごす時間が増えていますが、いかがお過ごしですか?
家で音が出せる方は、こんな時に苦手部分に向き合ってみませんか?
筋トレを毎日すると肉体改造されて自信がつくように、楽器もできるところが増えると嬉しくなって、自分の演奏に自信がつきますよね!
あ、でも苦手部分ばっかりやってると嫌になっちゃうので、好きな曲で楽しむこともどうぞ忘れずに(^-^)
●いろいろなリズムで
今度は「繰り返す」をもう少し工夫して、例えば「10回違うリズムで練習する」にしてみます。『リズム変奏』です。これは指のトレーニングと思ってやっていましたが、大事なのは指よりも耳の方だなと思います。耳が注目して聴いている音を変えていくところがミソなんじゃないかな。16分音符が並ぶようなところで音が転んでしまう(粒が揃ったきれいな音のつながりにならない)原因は、指の動きだけでなく耳が全ての音を聞いていないことにあるようです。なので、リズム変奏することでいつも気に留めていなかった音に注意が向いて、自然と粒が揃っていきます。自分の音をよく聞くことで自分で自分を修正する力が働くのだと思います。

●いろいろなアーティキュレーションで
次はアーティキュレーションを変えていきます。これはリズム変奏と似ていて、私はフルートで効果的でした。タンギングの位置が変わるので運指とタンギングの連動がうまく行っているかどうかも気を使うとより効果が上がると思いますよ。

いろんな変奏は教則本にいろいろ載ってます。
ピアノの定番「ハノン」の最初にはリズム変奏のパターンがズラリ!
フルートの巨匠モイーズはたくさんの教則本の中でアーティキュレーションのパターンを示してくださってます。
音階練習の時だけじゃなく、曲の苦手部分にも当てはめて練習してみてほしいなと思います。
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